投資信託初心者

投資信託初心者のための5ステップ

ここでは投資信託を購入する上で最低限まずは知識として知っておいたほうが良いことをまとめました。今すべてを理解できなくても大丈夫です。まずは少額投資からはじめて少しずつ知識と経験を増やしていきましょう。

ひふみ投信

投資信託初心者のための基礎知識、用語

投資信託の分配金

投資信託には分配金というものがあります。分配金は、運用方針に戻づいて運用成果を投資家に分配されるお金です。分配金には2種類あります。
  • 毎月分配型
  • 再投資型
毎月お金が入ってくる毎月分配型は魅力的に見えるかもしれませんが、複利の力を最大限に発揮するためにも、増えた分のお金をそのまま再投資してくれる再投資型の投資信託をお勧めします。

投資信託の基準価額

基準価額とは、投資信託の値段のことを示します。投資信託の基準価額は1日に1回計算されます。その日の終値をベースに基準価額が算出されます。

投資信託の手数料

投資信託には手数料が必要です。主に3種類あります。

購入時手数料

購入時にのみ一度だけ発生する手数料です。最近はノーロードと言われる購入時手数料ゼロの投資信託も増えてきています。

運用管理費用(信託報酬)

一番重要な手数料がこの運用管理費用(信託報酬)になります。投資信託を持っている間、負担しなければならない運用手数料のことです。

運用会社や、販売会社、信託銀行にそれぞれ支払われています。この手数料が安ければ安いほど、長期投資がうまく行きやすくなります。

信託財産留保額

投資信託を解約することによって生じるさまざまな費用のこと。
この中でも特に運用管理費用(信託報酬)は、投資信託を持っている間はずっと必要になってくるコストなのでなるべく安い投資信託を選ぶことが重要です。
その他、細かな手数料が発生する場合があるので、目論見書は必ず確認しましょう。

インデックスファンド vs アクティブファンド とは

投資信託は、インデックスファンドとアクティブファンドと呼ばれる2種類があります。

インデックスファンドとは

特定の指標(日経平均、TOPIXなど)に合わせる運用をするファンドのことで、その指標と同じ動きをするように運用されます。

アクティブファンドとは

インデックスファンドとは異なり、特定の指標(日経平均、TOPIXなど)を上回る運用成績を目標とするファンドのことを指します。

これだけ見るとアクティブファンドの方が良いように見えますが、アクティブファンドは手数料が高く、よほど良いものを選択しない限り、長期で見るとインデックスファンドに勝つことが難しいと言われています。

投資信託初心者にはまずはインデックスファンドの購入をお勧めします。

投資信託のためのポートフォリオ作成

ポートフォリオとは

投資におけるポートフォリオは、自分が持っている分散投資のその中身(種類や割合)のことをいいます。

プロがお金を運用する投資信託であっても、将来の予測は極めて難しいものです。

安定的に資産運用をするためには、複数の資産に分散することが推奨されています。自分の資産のうちどれか一つの資産が何らかの事情で下がっても、他の資産の値上がりでカバーできることもあります。

一般的に、株と債券は逆の動きをするということもあり、バランスよく組み入れることで大きな損を減らすことができます。

損をするリスクを減らすためにも、分散投資のためのポートフォリオの作成は投資信託において非常に重要になってきます。

投資信託初心者でも簡単にできるポートフォリオの作り方

では実際どうやってポートフォリオを作成するかというと、基本は自分の投資期間と目標額で大枠を決めていきます。

例えば、月5万円 25年間積み立てで、3500万円の資金を作りたい場合、下記のようなポートフォリオ(利回り目標 年6.1%の積極運用タイプ)がおすすめできます。

下記の図は、モーニングスターのサイト内の「目標金額に必要な利回りでポートフォリオを組む」からデータを参照して作成しています。

このように、自分の目標額に合わせたポートフォリオは、モーニングスターで推奨ポートフォリオを確認できます。

投資信託のモーニングスター

投資信託を選んで購入

自分のポートフォリオの大枠が決まったら、実際に投資信託を購入します。

自分の目標額に応じたポートフォリオに合わせて、以下の点に気をつけて購入する投資信託を選択することをお勧めします。

  • 純総資産額 50億円以上(最低でも30億円以上)
  • 5年以上の運用実績
  • 手数料が同じ分類の投資信託に比べて安い
  • 資金が流出し続けていないもの
  • 償還期間無期限(もしくは10年以上)

これらの条件をもとに、各証券会社のホームページ、もしくはモーニングスターで条件を入力して検索するとかなり絞り込みができます。

お金をファンドに託す

投資信託を購入したら、基本的にはプロに任せてOKですが、1か月に1回程度は資金流出が起こっていないか確認をしましょう。

ポートフォリオのリバランスを実施(1年に1度程度)

投資信託のような長期投資は、1度購入したらプロにお任せできるのが魅力ですが、完全に放置していて良いわけではありません。

時間の経過とともに、もともとの想定していたポートフォリオから割合が大きく変化して自分が想定しているよりもリスクが高いポートフォリオになっている可能性があります。

先ほどのポートフォリオの例でいうと、もともと国内株式(10%)、先進国株式 (40%)、新興国株式(20%)、先進国債券 (20%)、新興国債券 (10%)という割合でしたが

運用開始時ポートフォリオ

1年間で株が好調で1年後にはポートフォリオの各商品の割合が下記のように大きく変化してしまったとします。

1年後ポートフォリオ

これでは、もともとの想定からかなりずれてしまっています。今は株が好調だからいいですが、この先10年もずっと好調とは限らないのです。

この時ポートフォリオのリバランスが必要になります。簡単に言うと、もとの割合に戻すという作業をします。

割合が大きくなった投資信託を売って、割合が小さくなった投資信託を買い増しします。

これを毎年繰り返すことで高いものを売って、安いものを買うことができます。

このリバランスの作業を定期的に行うことで運用効率がアップするといわれているので、ぜひリバランスは最低1年に1度は実施しましょう。

番外編

上記の5つのSTEPで投資信託の購入そして資産運用が可能ですが、それでもよくわからないという方には、バランス型ファンドがおすすめです。

まだ種類は数少ないですが、1つの投資信託を購入するだけで、複数の資産に分散投資ができ、リバランスまでやってくれる商品です。

デメリットとしては手数料が比較的高いことが挙げられますが、リバランスの手間等が省けるのでとりあえずよくわからないという方はまずはバランス型ファンドを選択してもよいかもしれません。

  • 基本的な用語を理解したら、少額でいいので実践してみよう
  • 投資信託初心者は、まずはインデックスファンドがおすすめ
  • 自分の目標金額に合わせて適切なポートフォリオを作成しましょう
  • リバランスは1年に1度は必ず行いましょう
  • まだよくわからない方には、バランス型ファンドも選択肢のひとつに!