投資信託初心者にまずおすすめなのがインデックスファンド。
でも、きちんと何に投資しているのかを理解せずに雑誌のおすすめやブログのおすすめのインデックスファンドを買うのはおすすめしません。
投資信託は長期投資、一度選んだファンドとは長く付き合うのが前提です。自分で理解できないものにお金を預けるなんて怖いことをやってはいけません。
どんな投資商品でもきちんと自分の知識で判断して購入しましょう。
また、アクティブファンドに比べてリスクが低いとよく言われているインデックスファンドですが、だからと言って手数料さえ安ければ何でもいいというわけではありません。
今日は、インデックスファンドを選択する上で最低限知っておいた方が良い知識について説明します。
Contents
投資信託のインデックスファンドとは?
特定の指標(日経平均、TOPIXなど)に合わせる運用をするファンドのことで、その指標と同じ動きをするように運用されます。
指標が下がったら、投資信託の運用結果も下がる。
指標が上がったら、投資信託の運用結果も上がる。
購入投資信託によって多少の差はでますが、基本的に同じ指標の投資信託はパフォーマンスに大した差がでないので、インデックスファンドはあたり外れがほとんどないと言われています。
アクティブファンドとの違いを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

投資信託のインデックスファンドの種類とは
インデックスファンドのベンチマークとされている指標はいろいろあります。
下記に代表的なものを記載しています。
日本株式 | 日経225、TOPIX、JPX日経インデックス400 など |
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先進国株式 | S&P500指数、MSCIコクサイ・インデックス など |
新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス、FTSEエマージング・インデックス など |
インデックスファンドに投資と言えども、どの指標に連動するインデックスファンドにするのかは自分で選択しなければいけません。
インデックスファンドの評価に使用する指標
「インデックスファンドは、特定の指標(日経平均、TOPIXなど)に合わせる運用をするファンドのことで、その指標と同じ動きをするように運用されます」
っと先ほど説明しました。
しかし実際に指標に連動していなければ、優秀なインデックスファンドとは言えません。
そこでその指標との連動がどの程度うまくいっているのかを確認するためのものとして覚えておきたいのが、トラッキングエラーとβ値です。
投資信託用語 トラッキングエラーとは?
インデックスファンドはベンチマークとする指標に沿った運用を目指してしますが、100%連動するわけではありません。投資信託毎に多少の運用のズレが生じます。そのベンチマークとのズレのことをトラッキングエラーと言います。
このトラッキングエラーが0に近ければ近いほどインデックスファンドとしては理想的と言えます。
投資信託用語 β(ベータ)値とは?
同じくベンチマークへの連動率を表す指標として、β(ベータ)値というものがあります。
このβ値は、1.0に近いほどベンチマークに対して高い連動率となっています。
トラッキングエラーとβ値の両方とも、ベンチマークに対する連動率を見る指標なのでどちらを使用してもいいですが、個人的にはβ値での判断の方がわかりやすいと思っています。
「β値 0.95~1.05くらいの間ならばインデックスファンドとしてベンチマークに連動していると見てもいいかな」
と判断しています。
インデックスファンドの手数料は、ベンチマークとしている指標が同じ投資信託で比較すること
インデックスファンドの手数料は、アクティブファンドに比べてかなり安いです。
インデックスファンドの手数料を比較だけして購入したくなるかもしれませんが、その前にきちんと何の指標に連動している投資信託なのかを確認する必要があります。
同じ指標をベンチマークとしている投資信託ならば、もちろん手数料を比較して安いものを購入するのが賢い購入方法です。
- インデックスファンドにもたくさんの種類があります。自分がどの指標に連動するタイプの投資信託を選択しようとしているのかきちんと把握することが重要。
- トラッキングエラー&β値は、知識として頭の片隅に入れておきましょう。
- 同じ指標に連動するインデックスファンドならば、手数料を比較して安い方を購入しましょう。